第16回映画甲子園 審査員特別賞「優秀作品賞」

RE:DUMMY
正則学園高等学校(東京)映画製作同好会

映画とは作者の「夢」を再現した作者の「脳内世界」ではないか、換言すると集団で見る(見せられる)夢が映画なのではないかと思います。
かつて黒澤明監督は『夢』(1990)でそのことを私たちに教えてくれましたし、『ツインピークス』(1990 – 1991)のデビット・リンチ監督は多くの作品でそのことを示しています。
時に「難解」と評価される作品の多くは、作者の夢なるが故の宿痾を負わされているのかも知れません。前置きが長くなりましたが、この作品はまさにそんな映画の一です。作者が作品ジャンルを「ノンジャンル(なし)」としたことはそのことのあらわれでもあるのでしょう。
作者の非凡な才能を強く感じさせてくれる作品、粗削りなつくりの中にキラキラ光るものを随所に見せてくれる「原石」のような本作に「特別賞」をもって応えさせて頂きます。
審査員特別賞、優秀作品賞受賞、本当におめでとうございます‼

最終コンペティション審査結果発表のページに戻る☝