CEDsのイベント

EVENTS

映画甲子園とは

映画甲子園は、高校生が情熱を注いで制作した作品を競い合い、夢を共にする者と語り合い、大学の教員や現役の映画人と出会い、導かれることを通じて日本の映画文化。映像文化の裾野拡大と産業人材の育成につなげるために早稲田大学で開催する全国大会です。

本大会は、経済産業省・文化庁から後援を受けて2006年度から始まった高校生の自主制作映画・映像の祭典です。

過去14回大会の応募総数は1000作品を超え、回を重ねるごとに「高校生の映画の大会」としての知名度は高まっており、「伝統」と「格式」を誇る全国大会となっており、2019年からは、春と秋の2回開催となっています。
本大会は、早稲田大学との共催事業ですので参加する生徒や教員から信頼感を得ているのはもちろんですが、朝日新聞でシリーズ特集が組まれたり、NHKやTBSなどで特集番組が放送されるなど、社会的な注目も集める大会になっております。
そのため、映画製作を行なっている高校生が本大会を目標として明確に位置づけ、部活動の年間スケジュールの中核に据えて毎年出展してくる学校も少なくありません。

本大会の特徴は、単に生徒の作品を集め、競わせるのみならず、大会に合わせて特別講義を行なって、映像教育の視点から直接指導が受けられる点にあります。高校生に対して良質で高いレベルの座学を施すことにより、吸収力に優れた高校生の技術力の向上、センスの錬磨に直結する大会であると確信しております。

映画甲子園 基本データ

最優秀作品および受賞校

優秀作品および受賞校

映画甲子園の特徴

高校生の知的好奇心を満足させるために…。

映画甲子園では、高校生の映像制作技術の向上を目指して審査員を兼ねる早稲田大学や日本映画大学の教員などが講師、パネリストとなって特別シンポジウムを併催しています。
シンポジウムでは、ライブ審査に残った作品の制作者(高校生)もパネリストに加わり、審査員や他校生の質問に答えると同時に、ライブ上映された各作品を教材にして具体的で実践的な映像教育を行ないます。各パネリストが高校生の「知りたい」気持ちにしっかり応えることで高校生の技術は飛躍的に伸びるのです。
参加した高校生は、映画制作の技術的な知識、表現方法を学ぶと共に、創作への情熱を更に燃え上がらせます。

高校生の成長の例:沖縄県立開邦高等学校
沖縄・開邦高校は、2006年大会から8年連続で応募し、セミナーへも参加。
6回目となる2011年度大会において念願の最優秀作品賞を受賞しました。

歴代大会審査員(五十音順※実行委員会委員等関係者を除く)

芦澤明子【撮影監督】/天野和人【プロデューサー】/稲垣尚夫【美術監督】/今井美知【演劇評論家】/大高正大【日本映画監督新人協会会長・監督】/大槻貴宏【プロデューサー】/奥田誠治【プロデューサー】/掛須秀一【ポストプロデューサー】/月野木隆行【東放学園映画専門学校名誉校長】/小関恭司【和光大学講師】/坂井滋和【早稲田大学教授】/佐々木昭雄【プロデューサー】/指田文夫【大衆文化評論家】/篠本賢一【劇団主宰・演出家・俳優】/鈴木常恭【大学教員(学科長)】/滝田洋二郎【監督】/田中一成【撮影監督】/田辺秋守【日本映画大学教授】/土田環【早稲田大学講師】/寺脇研【文化庁文化部長(当時)】/戸梶圭太【作家】/長尾哲士【音楽プロデューサー】/長澤雅彦【監督】/中村暢之【作曲家】/沼田篤良【関西学院大学客員研究員】/野口照夫【監督】/前田司郎【劇作家・演出家・俳優】/松永晃一【ディレクター】/三宅澄二【プロデューサー】/宮台真司【東京都立大学教授】/柳田裕男【撮影監督】/和田敦也【プロデューサー・新人監督映画祭チェアマン】

本大会は、アカデミー賞受賞監督の滝田洋二郎氏をはじめ、一流の映画人の方々が審査員を務めてきました。
そして、早稲田大学や日本映画大学等の大学教員の方々が、専門的視点からの評価だけでなく、教育的見地からの指導講評も行っています。