第16回映画甲子園 優勝「最優秀作品賞」
リアルでは閉塞した状況下の日本。SNSソーシャルネットワークの世界(コミュニティ)では、若者だけでなくあらゆる世代の人々が心を開いて様々なコミュニケーションを繰り広げ、互いに「イイね」「♡」等の記号を贈り合って喜んでいます。
個人情報の保護という概念は、法律化されていますが、SNSの世界では低いリテラシーの下に、発信者自らが「旅の恥はかき捨て」的に「個人情報」を拡散し、あるいは、匿名の下に他人を傷つけたり騙したりする事件が頻発して社会問題化しています。
「SNSを見ていて個人の情報における危険性をわかっていない同年代の人がいると気づきました。また、大勢の注目を集めるために自分の心身をないがしろにする若者に警鐘を鳴らしたいと思いました。今を生きる10代に自分との向き合い方について見直してもらい」たいという作者の思いは素敵な学園映画に結実して観る者にしっかりと届けられました。
優勝、最優秀作品賞受賞、本当におめでとうございます‼