奨励賞
【講評】
テーマは面白いと思うのですが、桜子が超能力者であることを明かし、ひなたが簡単に納得してしまう場面など、ストーリーの展開が安直な気がします。
9月3日に友達(実はひなた自身)が死んでしまうのを救いたいという設定はドラマティックですが、作品の中で全く活かせていないので、シナリオに一考の余地があると思います。具体的には、起承転結の転の部分が抜けているために物語が成立しませんでした。惜しい!
【講評】
5人の相性をもう少し掘り下げても良かったと思います。「金」がネックレスを身に着けていたように火(炎)、水、土、木もシンボリックな物を身に着けているとエピソードを見なくても直ちに視認できたのではないでしょうか。(あるいはしていたのかもしれませんが、気付けませんでした。)
啓蒙作品としては面白いですが、物語として成立させるともっと説得力を持てると思います。着想が良かっただけに残念。次作に期待します。
【講評】
観る者に教訓を与えてくれる啓蒙作品としてみてしまいました。ホラーとしては少し物足りない(怖くない)気がします。
音楽の使い方などは良いのですが、カメラワークに向上の余地があると思います。(ツーショットで1人が画面から外れてしまうなど)
気になったのが、ラストシーンで入れ替わり屋にされてしまった佐藤でなく、茫然とした感じの入れ替わり屋がアップになりましたが、入れ替わり屋になると容貌が変わるといういう事なのでしょうか?少し解り辛かったですね。
【講評】
学校の様子(リアル)が随所に挿入されていて、学校生活のスナップになっていて良いですね。(作品情報シートの応募部門がドキュメンタリーになっていたのもよく理解ができました笑)
生徒会役員の生徒が会長のスパイをしているのかと思いきや、入部希望だったところは笑いました。
会長が動画同好会を敵視しているところが一貫していて、ラスト(エピローグも含めて)に繋がっているのも良かったですが、演者が照れてしまっている点や全体に粗い作りになってしまっているのが残念でした。